絶対に独学で合格する!!!
持ち前の負けず嫌いを発揮し、独学でファイナンシャルプランニング技能士の2級に合格しました。
自分流の勉強で一発合格できましたので、記録の意味も込めて残しておきたいと思います。
ファイナンシャルプランナー2級を独学で取得しました
昔からの目標であった、FP2級。
教養がまったくない私には、とても独学では取得できないのではないか。
と何度も挫折しつつ、一回目の試験で学科、実技とも合格できました。
そして、嬉しいのが90%近い正答率!
受けたのはきんざいです。
スクールや通信教育等は使っていません。
どんどん物価が高くなる今。
給料は全然上がりません。
税金のことや不動産購入などの仕組み。
お金の増やし方など、私たちの学生時代は授業で習っていません。
今は高校生から家庭科の授業で資産形成を学ぶというので、ほんっとうに羨ましい!
知識がないのなら自分で勉強するしかない。
やみくもに勉強するのではなく、正しい知識を身につけなくては。
どなたかの参考になるかも?
自分のための記録の意味もあって記しておこうと思います。
私のスペックと勉強のきっかけ
独学でFP合格しました〜!
とネットで見かけるたびに「どうせもともとのスペックがいいんでしょ?」と以前まではひねくれて思っていました。
そんなことを思うのは私だけかもしれませんが、一応私のスペックを恥ずかしげもなくお伝えしておきます。
- 最終学歴は高卒
- (言いたくないけど)高校の偏差値30程度
- そんな学校なのに中の下の成績
- フルタイムのパート勤務中
- 子どもは二人
書きながら恥ずかしくなってきました。
学校へは「遊びに行く」感覚で行っていました。
授業中も堂々と弁当食べているような輩です。
いわゆる、落ちこぼれタイプです
この程度のスペックの人間でしたが、FP3級が取得できたんですよね。
「もしかして、私でも人よりも勉強すればできるんじゃないの??」
と、ちょっと自信がついたことも勉強のきっかけになりました。
今の仕事が金融系を多少扱うので、知識があった方がお客さまの相談にこたえてあげられること。
自分自身が昔から金融系の勉強や本が好きだったこと。
など、「FP2級を取りたい!」と思う理由はたくさんありました。
自分の知識がどのくらい正確かを形として試してみたい。
というのも理由のひとつです。
「金融系の話が好きで、得意です」
というよりも
「FP2級を合格している知識を持ち合わせています」
の方が説得力がありますし、自分への自信にも繋がります。
きんざいで取るかFP協会にするか?
は他の方も多く書いてみえるので割愛します。
私はきんざい派です。
テストもテキストもFP協会のものも見ましたが、きんざいの方がしっくりきます。
合格率もそれぞれ違うようですので、参考にしてみたり。
何しろ、私が負けず嫌いで昔から「なにくそ精神がすごい」と言われるタイプ。
個人的には合格率が低い方が燃えるタイプなので、合格率を見てさらに「きんざいで受けよう!!」と思ったりもする変な人です。
どうせ登るのなら高い山を選ぶ人です
ちなみに今、難関の1級(きんざい)に挑戦したいと思っていたりします。
FP2級の勉強に使った教材やテキスト
ファイナンシャルプランナーの資格取得のために用意する教材は、3冊あれば足ります。
きんざいで受けるのなら、きんざいから出版されているものを買えばいいだけです。
なぜ3冊なのか、は以下に書きますね。
要するに、テキストと問題集があれば合格します
必ず必要なのはテキストです。
いわゆる「学科」試験のためにはテキストをしっかり読み込むことをおすすめします。
「太文字だけ覚えたらいい」
と言っている方がいますが、私は太文字以外もある程度は読み込んでおきました。
そうしておくことで、「太文字が指している言葉の意味」や「制度を深く理解する」ことができ、基本的な知識として身につけることができました。
暗記というよりも「意味を覚える」に近い勉強法なので、実際の試験問題で「過去問と違う」問いがあっても、基本を思い出せば解けます。
あとは問題集です。
ファイナンシャルプランナー の試験は、2部構成です。
午前中に学科試験。
午後に実技試験。
ですので、テキストは1冊あればいいんですが、問題集は学科試験と実技試験の問題集の2冊必要となります。
よって、用意すべき教材は3冊となります。
- 学科、実技の対策にテキストが1冊
- 学科試験対策に問題集が1冊
- 実技試験対策に問題集が1冊
この3冊以外は必要ありませんでした。
これだけで足りる?
と不安になって他の出版のテキストなども買ってみましたが、まったく使わなかったのでお金の無駄でした。
FP試験 独学の勉強方法
勉強っていうのはやりかたに個人差があるので、「この方法がいい!」と聞いて試してみてもピンとこないことがありました。
人それぞれ考え方がありますので当然かもしれません。
「試験さえ合格できればいい」というタイプなら過去問をひたすら解いて、問題に慣れてしまえばいいでしょう。
私のように「合格さえすればいいわけではなく、知識として勉強も兼ねたい」と思うタイプでしたら、私のような勉強方法は有効かもしれません。
あれこれ試してみて、合う方法が見つかればそれでいいかなと思います♪
いつから勉強を始めたか
賛否ありますが、私が教材を購入した時期は半年前です。
その頃から、仕事へ行くときも子どもの習いごとのときも、お茶しに行くときもテキストを持ち歩くようにしました。
最初は「このテキストは外国語なのかいな」と思うほど理解ができず、「テキストを開くだけで頭痛くなりそう」と思いながらも開いていました。
なんとなーくパラパラとするだけで理解はまったくできていません。
でもずーっと持ち歩いていました。
FP試験3ヶ月前。問題集を解き始める
試験3ヶ月前ごろから
パラパラしていただけのテキストをしっかり読み込むことにします。
最初のタックスプランニング からやります。
テキストを読む→問題集を解いてみる
を繰り返し行います。
理解できるまでひたすらやります。
この時に、学科も実技も同時に問題集を解いていきます。
今日、1ページから5ページまで終わったら、明日は1ページから10ページまでやる。
を繰り返します。
タックスプランニングのエリアが終わったらどんどん次へ進めていきます。
2ヶ月前に不動産に入れるくらいのペースで。
テキストを読み続ける毎日は変わらず続けます。
娯楽はほとんど、取り上げる状態に。
テレビを見るならテキストを読む。
ご飯を食べながらテキストを読む。
漫画は試験後のお楽しみにしておく。
過酷な状態に追い込みます。
FP試験2ヶ月前。不動産と相続の勉強へ
不動産の分野へ進みます。
テキスト⇄問題集を繰り返して、不動産まではおおよそ理解できているはずです。
残りは不動産と相続をやっていくだけの状態なはずです。
問題集の先頭のページから、不動産、相続までを繰り返し解き、苦手な問題はチェック。
テキストや問題集に付箋などを貼って「苦手だから見るように」をアピール。
この時点で、学科の問題をネットでもやり始めます。
大体の問題に慣れてきている頃なので、ネットで過去問をランダムに抽出し、どんな問題が来てもスピードよく解けるようにしていきます。
このサイトでひたすら解きます。
FP試験1ヶ月前。過去問の正答率75%以上&実技問題の反復
インターネットのランダムに出される過去問(学科)の正答率を75%以上になるくらいにします。
どんな問題がきても、だいたい解ける状態です。
この頃から実技の問題に本腰を入れていきます。
ネットで学科の過去問をひたすら解きながら、実技の問題を繰り返し繰り返し行います。
毎日必ず勉強する。
と決めて、娯楽はなし。
外ではテキストを読む。
をとにかく繰り返します。
FP試験3日前 苦手な実技問題を印刷しておく&苦手メモを作っておく
ほぼ仕上がっている状態です。
どうしても苦手な問題があると思うので、実技問題なら印刷して持ち歩けるようにしておきます。
学科で苦手なものは付箋やメモに書き留めて、試験当日のギリギリに見れるようにしておきます。
テキストを読んでおく。
インターネットで学科過去問を解く。
実技の問題を解く。
苦手な問題を徹底的につぶす。
をひたすらひたすら繰り返します。
FP試験当日 学科の過去問をネットでやる&落ち着く
このペースで勉強していると、ネットの過去問は暗記に近い状態になっているはずです。
「もう見たことがない問題がない」
そのくらいになっていないとしたら、勉強が足りていないと思われます。
過去問は過去5年分くらいは必ず周回してあるだろうし、実技問題も苦手な設問は3つくらいまで落とし込んでありました。
後半は実技の勉強に時間を割いていたので、学科の方が不安になってきたため、スマホで過去問を解きながら試験会場へ向かった記憶があります。
あとはとにかく落ち着く。
あれだけ勉強したんだから大丈夫!!!
落ち着け!!!
と言い聞かせて臨みます。
試験ギリギリまで、苦手メモを読んで対策します。
1日の勉強時間は?
前にも書きましたが、もともとスペックは低く、勉強は苦手なタイプな私。
分数ってどっちからどっちを割るんだっけ?
そんなレベルのため、FPの資格取得のために勉強時間は人よりも多め。
主婦であり、フルタイムのパートなので勉強ばかりしていられません。
用意できる勉強時間は、平日は朝15分、夜30分ほどで一日45分程度。
土日の休みの日は午前3時間程度、午後から4時間程度。
子どもの相手をしながら~。
なので正直集中できませんでした。
勉強や数字が得意な方はもっと楽にとれると思いますし、こんなに時間を必要としないかも?
と思います。
前日の段階で学科の過去問の正答率が90%前後とれるレベルになっていました。
実技は問題にもよるけど、まぁ解けるかな?
というくらいに仕上げてありました。
「このパターンが出たら捨てる」
という問題は実技においては作らないようにしました。
苦手パターンは実技はすべて克服しないと危険です。
一つの設問を落とすと10点を失います。
あまりに大きいので捨て問題を作るのはハイリスクと思ったためです。
学科は苦手問題は捨てました
債券、証券の関係が大の苦手だったので、そのあたりがたくさん出たらまずいな。
と思いつつ捨てました。
苦手分野での計算系は(苦手ではあるものの)完璧になるまでやり込みました。
「間違った問題を理解しようとするな。深追いは非効率になるので、テキストで覚えずに過去問のパターンで覚えろ」
と、とあるFPの先生がおっしゃっていましたが、私はその意見に反対です。
実際、私の受けた回の試験(2020年9月)は、テキストをしっかり読みこんであったために解けた問題が多く、実技も「基本を理解していた」ために合格したと思っています。
テキストは最後、くちゃくちゃになるまで読んでいるので、この用語はこのあたりに書いてあったな。
くらいは分かるようになっていました。
「過去問パターンを把握し、テキストは不要だ!」
の勉強法で一緒に挑戦した上司(私より頭が良い)がいらっしゃいますが、学科も実技も残念ながら不合格でした。
過去問に載っていない問題が多く出たためだと思います。
「なぜこうなるのか」
「この問題のポイント(ひっかけとも見える)はどこにあるのか」
を理解した方が、どんな角度からの問題が出ても着実に解けます。
と私は思っています。
役に立った!勉強はノートを作る!
ノートの画像をアップしようかと思いましたが、あまりに私の字がひどいのと、知っている人が見たら確実に私のだとわかってしまいそうなので伏せますが、「苦手ノート」を作っておくと割と役立ちました。
金利が上がると債券はどうなるんだった??
直接利回りってどっちが下?(割り算苦手)
など、健保の等級、定期借地権の云々・・等、ノートに苦手リストを作っておきました。
試験ギリギリはそれを見ておき、実技は印刷しておいた苦手問題を昼の休憩中にもう一度解いたり。
当日の朝は緊張もあって頭もハイになりがち。
もう集中して勉強する時間はありません。
試験の前日までが勝負です!!
FP2級を受けてみて。挑戦してみてよかった!
半年間ほど、常にテキストを持ち歩き、勉強ばかりの日々が続きましたがFP2級を取得してよかったです。
仕事でもいずれその知識が役立つこともあるでしょうし、「この類のものは理解できるんだ!」という自信がつき、夫と税金や助成金のこと、証券のことについても話す機会が増えました。
以前なら「私それわかんないから」と終わらせていたかもしれないニュースに、ん?それって税金はどうなるの?と興味がわいたり、制度改正がある・・なんて耳に入れば、え?なになに??と興味を持つことができる。
これが一番自分にとってもプラスになっていると思います。
あんなに苦手だった証券なども、この後にもっと勉強し、得意分野になりつつもあります。
FPって興味あるけど、難しいのかな?
なんて思ってる方、ぜひ3級から受けてみてください。
私のようなレベルでもがんばって2級だってとることができたので、3級受験は楽しいはずです!
FP3級は取得したけど2級はまだだよって方もいたら、ぜひ挑戦してみてほしいです!
案外、楽しく勉強できると思いますよ!
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